
蔵人です。毎月発表されるBGGの激アツゲームランキング、今回は8月版を紹介いたします。
8月のHottest Games
10位 burncycle
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第10位にburncycleがランクインしました。
本作のデザイナーはJosh J. CarlsonShannon Wedgeで、Josh J. CarlsonはToo Many Bonesで有名ですね。
ゲームシステムは協力ゲームで、プレイヤーはサイバーダインのようなAIを支配する企業の打倒を試みるレジスタンスです。企業の本社に潜入し脅威となる警備員やロボットを撃退し、システムのシャットダウンを目指します。
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本作のアクションシステムでユニークなのは、各プレイヤーへのアクション制限となる指令を無視したり、従うことに自由度があることです。また、この際「バーンサイクル」と呼ばれる指令を達成する回転率を高めることが効率的になるよう設計されているようですね。
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こちらは海外版しかなく、また各国在庫切れのようですね。
潜入協力ゲームが気になる方は要チェックです。
9位 Oathsworn: Into the Deepwood
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Oathsworn: Into the Deepwoodが9位にランクイン。
先月に引き続き今月もランクインしました。また10位に続いて協力ゲームですね。
アーティストとして名を連ねているFrancesca BaeraldはGloomhaven: Jaws of the Lion
やFrosthavenで有名ですね。リードアーティストのようなので、ボードやコンポーネントの雰囲気はバッチリでしょう。
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まだ第2版の再販通知を受け付けているので登録して待ちましょう。
8位 My Father’s Work
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My Father’s Workが8位にランクインしました。こちらも6月にランクインしていましたね。
なんとアプリ版も公開されたようです。iOS版、Android版あるようです。
iOS版

Android版
一般販売用がこちらで販売されているようです。マストバイ!

7位 Moonrakers
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第7位にMoonrakersがランクインしました。こちらは2020年発売のデッキビルディングゲームです。ゲームシステムには同盟が組み込まれていますが、ゆるい連帯があるのみで、勝者はひとりだけです。
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また勝利条件として名声を10まで上げることが求められますが、Brugesのように、運次第でマイナス点を喰らうこともあるようです。ハラハラしますね。
本作はまだ日本語版がありませんが、発売元からは通常販売されているようです。
6位 Ark Nova
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Ark Novaが6位にランクインしました。
先月の日本語版再販で入手された方も多いのではないでしょうか。
こちらとDune: Imperiumは当分在庫の争奪が続きそうです。
このカード主体である手軽さは第二のTerraforming Marsとしての地位を確立していきそうですね。
ショップで見かけたらマストバイ!(でも価格にはご注意を
5位 Euthia: Torment of Resurrection
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第5位にはEuthia: Torment of Resurrectionがランクインです。
同デザイナーのLegendy země Euthieをリメイクした作品になっています。本作は協力、ソロプレイ、シナリオによっては対戦と様々な遊び方が用意されているRPGです。ヘックスタイルのRPGといえばやはりGloomhavenがまず思い浮かびますが、Euthiaはストーリーよりもリプレイ性を重視した不思議のダンジョンのようなRPGです。
シナリオは何度でもプレイ可能に設計されており、好きなだけ自分の主人公を強化できます。
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ミニチュアも質が高く、うまくペイントすることで没入感を高めます。
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こちらは2021年にkickstarter版が発売されました。
現在は一般販売版がプレオーダー受付中です。
4位 Dune: Imperium – Immortality
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第4位にランクインしたのは、Dune: Imperium – Immortalityです。本作はDune: Imperiumの拡張セットです。デザイナーはバニラ版のデザイナーと同じPaul Dennenです。同じ作者が作る拡張セットというのは安心感ありますね。
こちらは2022年内の発売予定で一般販売予約が始まっています。
すでにバニラ版を持っていて英語に自信がある方は要チェックです。
3位 Dune: War for Arrakis
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続いて第3位にランクインしたDune: War for ArrakisもDuneサーガを舞台にしたゲームですね。
デザイナーはWar of the Ringで有名なMarco MaggiとFrancesco Nepitelloのコンビです。
アラキスという砂漠の惑星を舞台にプレイヤーはスパイスの利権をかけて戦います。
本作はGencon 2022で発表されたばかりです。続報に期待しましょう。
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2位 Deal with the Devil
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Deal with the Devilが第2位に輝きました。本作はAlchemistsの作者であるMatúš Kotryの新作です。
本作もAlchemists同様、衝立を隔てて秘密の役割を演じます。
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プレイヤー間でブラインド・トレードを繰り返しますが、プレイヤーのロールには特徴があり、正体が露わになると後のトレードに影響が生まれるようになっていますね。
こちらもまだ販売情報が未定のようです。続報を待ちましょう。
1位 Horizons of Spirit Island
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第1位に輝いたのはHorizons of Spirit Islandです。
本作はSpirit Islandのデザイナー、R. Eric Reussです。本作はSpirit Islandと互換性があり、リメイク作品となっています。
各種コンポーネントがブラッシュアップされ、チュートリアル向けなスピリットも追加されているようです。
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ただし、Spirit Island: Jagged Earthのような、Spirit Islandの拡張セットを遊ぶにはバニラ版が必要なようです。
2022年10月発売予定とのことです。続報を要チェックですね。
総括
Hottest August 2022はいかがでしたでしょうか。
個人的に注目している3本はMy Father’s Work、Deal with the Devil、Horizons of Spirit Islandですね。
My Father’s Workはそのマッド・サイエンティストの家系をよく表現したゲームシステムに惹かれます。また盤面から薫るユーロゲーム感が素晴らしいです。
Deal with the Devilの正体隠匿系にも惹かれますね。Alchemistsの時もアプリをうまく使ったボードゲームとして面白かったので期待です。
Horizons of Spirit Island、実は私、Spirit Islandを持っていないので、そういった意味で今作のチュートリアルからできるSpirit Islandは購買意欲がそそられます。
では、来月のBGG Top 10 Hottest Board Games: August 2022の紹介にてお会いしましょう。
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