こんにちは。ひらこめです。
今回は、『サイズ -大鎌戦役-』に登場する勢力、ラスヴィエト連邦の世界観・戦略について考察をしていきます。
なお、戦略に関してはあくまでもひらこめ個人の意見であるため、参考にとどめていただくようお願いします。
キャラクター能力

キャラクター能力は「容赦なし」。連続して同じアクションを実行できます。
アクションを連発することの強みは、下段アクションをゲームの初期段階に集中できることです。
例えば改良アクションですが、これをゲームの初期段階でやり切ってしまえば、その後のアクション効率が劇的に改善されます。
他の勢力では、必ず1ターン挟まないといけないため、改良をやり切るには最低12ターン必要になります。ラスヴィエトはその半分で良い(かもしれない)というわけですね。
注意したいのは、手番が増えるわけではないこと。上記の例だと、改良をやり切ること自体はどの勢力にもできることで、ラスヴィエトはその状態をより早く作れるということです。
ゲームの初期段階から何に集中するか?をしっかりと決め、そのアドバンテージを最大限活かす必要があります。
下段アクションを連続させる方法
- 生産アクションの下段は連続させやすい
- 生産アクション以外の下段は、必要な資源を一気に生産してから着手すべき
- ファクトリーカードは連続させる手段として活用できる
当然ではありますが、リソースがなければ下段アクションを連続させることはできません。
よって、下段アクションを連続させる最も簡単な方法は、生産アクションの下段を実行することであると言えます。
生産以外の下段アクションを実行する際は、なるべく一度に、大量の資源を生産してから他のアクションに移行しましょう。
生産、他アクション、生産、他アクションと行ったり来たりすると、ラスヴィエトの長所が活かせませんし、何より生産コストが嵩んでしまいます。
最後に、ファクトリーカードはアクションを連続させる良い手段です。
オススメは建築アクションを実行するものです。ラスヴィエトは建築が苦手なのですが、ファクトリカードを使えば無理なく実行できます。
メック能力
メック能力の優先順位は、参加している勢力、遭遇カードの引き、プレイヤーマットの構成によって左右されるので、あくまでも所感になります。
渡河能力(優先度★★☆)
優先度はやりたいことによります。徴兵を連続させたい場合は序盤から必須となりますが、ファクトリーから前線を上げるつもりであれば後回しでも良いと思います。
地域社会(優先度★★★)
優先度は高めです。早期からファクトリーカードを狙ったり、マップ中央から前線を上げたり、ゲーム終盤でファクトリーの取り合いに参加したりなど、色々な使い方ができます。
人民の軍隊(優先度★★☆)
強力ですが、開放のタイミングに注意が必要です。戦闘をする予定がしばらくないのであれば、他を優先すると良いかもしれません。
スピード(優先度★★☆)
優先度は高めです。ラスヴィエトは移動アクションも連続させたいので、必要なタイミングを見計らうと良いと思います。
初期配置

初期配置は金属、村、石油です。
とても使いやすい組み合わせで、ラスヴィエトの戦略にもマッチしています。
食料は産出されませんが、初期配置上部の農地はアクセスしやすく、比較的安全な優良土地です。
一方で、木材は唯一の最寄りがトンネル上とかなり扱いづらいため、建築はやや苦手と言えるかもしれません。
星章を取る方針
- 労働者、メック
- 生産アクションの下段(建築、メック以外)
- 移動アクションの下段(建築、メック以外)
- 残り2~3を、戦闘、増強、目的カードなどで補填
まず候補に上がるのは労働者とメックです。
この2つはラスヴィエトの戦略に不可欠なので、いずれにせよ獲得することになるかと思われます。
生産アクションの下段も有力候補です。理由は前述した通りです。ただし建築だった場合は諦めるのが無難かもしれません。
また、移動アクションの下段も優先度が高くなります。移動アクションは遭遇、戦闘、ファクトリーへのアクセス、領土の獲得など様々な目的で必要になるため、ついでに下段も連続させて星章を取るとお得ですね。
上記で3~4個の星章を獲得したとして、残りが自由枠と言ったところでしょうか。
人民の軍隊を開放していれば、ラスヴィエトは戦闘で強気に出れる勢力です。よって、戦闘の星章は有力候補になると思います。
後は奥の手として、増強による星章獲得があります。改良で増強+1しておけば、4~5ターンで最大にすることができます。ただし、増強だけして下段を実行しないのは悪手であること、他勢力との戦闘タイミングによって戦力が削られてしまうかもしれないことに注意してください。
他国との駆け引き
特に警戒するべきはポーラニアです。
ラスヴィエトは戦略上、大量の資源を抱えることがあると思います。
その際、湖から突然湧いてくるポーラニアに資源を横取りされる可能性があります。
ポーラニアは、「仲間意識」により戦闘での支持低下が無くなるため、労働者が密集していてもお構いなしに攻めてくる場合すらあります。
対策として、資源を抱えるときは必ずメックで防護し、「人民の軍隊」を開放して戦闘力を高めておく、ということが考えられます。
同様に、戸川幕府も渡河や水遁を使って侵入してくる可能性があります。
ただし、ポーラニアと違いスピードを持っていないため、奇襲の可能性は低いかもしれません。
世界観設定
世界観設定に関しては英語の出典が多いため、DeepL翻訳に加えて、ひらこめのガバガバ意訳が炸裂していることをご容赦ください。

優れた知識と意志によって彼女は階級をまたたく間に登り詰め、遂には権力を獲得した–西方諸国への全力侵攻を発動できる権力を、ラスヴィエト軍の総力を持ってヴィクトルを発見するために。
『サイズ -大鎌戦役- 完全日本語版』ルール説明書より引用
キャラクター

Olga comes from an old aristocratic family that lost their money and position a long time ago.
オルガは、ずっと昔にお金も地位も失った、古い貴族の家系に生まれた。
So she was raised on humble means and in harsh climates, surrounded by simple people and nature.
そのため、彼女は質素な暮らしと厳しい気候の中で、素朴な人々と自然に囲まれて育った。
Scythe公式サイト https://stonemaiergames.com/games/scythe/characters/ より引用
ラスヴィエトを率いるオルガさんは、没落貴族の出です。
彼女の代ではすでに貴族の名は消え去っていたようで、サイズの登場人物の中では珍しい庶民派の人です。
At 15, Olga was already turning into a beautiful woman of strong ambition and intelligence.
オルガは15歳にして、強い野心と知性を持った美しい女性に成長していた。
She caught the eye of Viktor, the young commander of a squadron of mechs traveling through her village on the way to war, and they began to correspond via letter.
彼女は、戦地に向かうために村を通過するメック部隊の、若き司令官ヴィクトルの目に止まり、手紙のやりとりを始めた。
Scythe公式サイト https://stonemaiergames.com/games/scythe/characters/ より引用
15歳の頃、オルガさんはラスヴィエト軍の司令官であるヴィクトルと恋に落ちますが、彼は大戦中に行方不明になってしまいます。
オルガさんはヴィクトルを見つけだすことを誓い、ラスヴィエト軍の諜報組織に加わるのでした。
その後は冒頭にもある通り。恋人を探すという理由に、一国が総軍を集結させるのかという気もしますが、ヴィクトルはラスヴィエト軍の司令官であったため、こういった寄り道も許されるのかもしれません。
相棒
Viktor surprised her by showing up on Olga’s 16th birthday to present her with a Siberian tiger cub named Changa he had discovered on patrol.
ヴィクトルは、オルガの16歳の誕生日に現れ、パトロール中に見つけた幼いシベリアトラのチャンガをプレゼントして彼女を驚かせた。
Scythe公式サイト https://stonemaiergames.com/games/scythe/characters/ より引用
オルガさんの相棒は、シベリアトラ(アムールトラ)のチャンガ。
なんとヴィクトルがプレゼントしたそう。
…チャンガに関しては言及があまりなく、書くことがありません。
メック

The Rusviet mech, with its war scythes, is a formidable figure on the battlefield.
戦闘用の鎌を持ったラスヴィエトのメックは、戦場で圧倒的な存在感を放っている。
https://stonemaiergames.com/games/scythe/mechs/ より引用
ラスヴィエトのメックは、両手が鎌になった二脚型。大鎌戦役の名に恥じません。
ぬりかべっぽい見た目で、押すと仰向けに倒れてしまいそうです(?)
元ネタと思われる実在国家
名前はロシアとソヴィエトを合わせたものでしょう。
公式サイトのギャラリーを見た感じ、領土としてはソヴィエト連邦に近いようです。
まとめ
今回は『サイズ -大鎌戦役-』に登場する勢力のうち、ひときわ赤い勢力、ラスヴィエトについて考察しました。
ラスヴィエトの能力は単純ですが、強みを引き出すには慣れが必要かも知れません。
その代わりに上級者が使うと手がつけられず、ファンの間では最も強力な勢力と噂されているようですね。
この記事を参考にして、ラスヴィエトの戦略の幅が広がれば幸いです。
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