こんにちは、ひらこめです!
今回は『サイズ -大鎌戦役-』の戦略・攻略法の基本編ということで、初心者が押さえておくべき基本について解説します。
- 『サイズ -大鎌戦役-』を始めて見たけど、戦い方がわからない…
- とりあえず基本を押さえて、最低限戦えるようになりたい
という人は、ぜひご覧いただけると幸いです!
なお、勢力別の解説は以下のカテゴリにまとめていますので、合わせてご覧ください。

注意
この記事の内容は、あくまでもひらこめ個人の意見であるため、参考にとどめていただくようお願いします。
また、拡張『彼方よりの侵攻』で追加されるアルビオンと戸川幕府は考慮に入れていません。
拡張に含まれる2勢力は基本戦略から異なってくるものもあるので、個別記事で解説したいと思います。
基本的に意識したいこと
初心者が基本的に意識したいことは次の3つです。
- 河で囲まれた初期配置から脱出する
- 下段アクションをなるべく多く実行する
- 星章6コの獲得方法を早めに計画しておく
それぞれ詳しく見ていきます!
河で囲まれた初期配置から脱出する
どの勢力も、初期配置は河で囲まれた3マスの領域になります。

基本的に、初期配置に留まって勝つことはほぼ不可能と言って良いと思います。これは直感的に分かるかもしれませんが、一度メリットを整理しておきましょう。
- 初期配置にない資源を生産できる
- 領土を増やすことができる
- ファクトリーに到達できる
- 2枚目以降の遭遇カードを引くことができる
- トンネルを使って高速移動ができる
初期配置の脱出方法は勢力によって異なります。最も単純な方法は渡河能力ですが、多くの勢力ではより強力な方法が存在します。
下段アクションをなるべく多く実行する
このゲームは、下段アクションをより早く、より多く実行した勢力が有利になります。

ほとんどの下段アクションは永続的な効果をもたらすため、時間が経つにつれどんどん差が開いてしまうわけですね。
そして下段アクションの実行のためには、生産アクションが不可欠です。よって、いかに生産のアクションを効率的に回していくかが、攻略上のカギとなります。
ちなみに、交易アクションは基本的に効率が良くありませんが、特に序盤において必要になることがあります。下段アクションに繋がるのであれば、積極的に実行していきましょう。
星章6コの獲得方法を早めに計画しておく
星章6コを獲得したプレイヤーが勝つわけではありませんが、星章の数は勝敗に大きく影響します。

理由は次の2つです。
- ゲーム終了時にお金になる
- ゲームの終了タイミングを決定できる
まず、星章はゲーム終了時にお金になります。これが結構な金額になるため、星章の数に差があると、それだけでトップ争いが遠のいてしまいます。
もうひとつ、星章を5コ持っているプレイヤーはゲームの終了タイミングを決定できるという非常に大きな強みがあります。
もし、星章6コを獲得して負けてしまうのなら、自分が勝てるタイミングまで待っていれば良いのです。
以上のような理由により、結局はどの勢力も星章を6コ獲得することを目指すことになります。
このとき、どの区分で星章を獲得するか?をあらかじめ決めておき、それに向けて早め早めで行動をすることが肝心です。
勢力ごとの特徴・戦略
このゲームは、キャラクター固有能力のあるゲームです。
各勢力の特殊能力は他勢力に対する大きな差別点となるため、自勢力の特徴を理解してアクションを取ることが重要になります。
特に初心者の方が意識すべきは、各勢力が短期戦向きなのか?長期戦向きなのか?という点です。
これより、各勢力の特徴や戦略について簡単に説明していくので、参考にしてみてください!
ポーラニア共和国(ポラニア)

長期戦を得意とします。
ポーラニアは「寄り道」の能力により、遭遇カードの効率がアップします。各地を渡り歩いて遭遇を多くこなすようにしましょう。
遭遇を多くこなすためにも、ファクトリーカードを早めに入手することが肝心です。ファクトリーカードの移動と、プレイマットの移動を組みわせればより遠くまで行くことができます。
ファクトリーに到達するためにも、移動の効率を上げるためにも、メック能力「潜水能力」は最優先にとりたいところです。ただしポーラニアは初期配置で鉄が産出されません。交易をしましょう。
最後に、ポーラニアは短期戦では遅れをとりがちなので、遭遇カードの効果として支持を下げるのは避けたいところです。ポーラニアの終了時ボーナスが低いほど、短期戦勢力は早期決着を狙いやすくなります。
ポーラニア共和国に関しては、以下の記事で詳しく考察・解説しています。あわせてご覧下さい。
ザクセン帝国

短期戦を得意とします。
「威圧」の能力を活かすため、戦闘を多くこなしましょう。ただしそうすると支持が得にくくなるため、他の勢力が支持をつける前に決着をつけたいところです。
目的カードの制限解除も魅力的ですが、いくつかは明らかに無理ゲーなので固執しすぎないようにしましょう。
「地下ルート」は真っ先に取りたい能力です。「武装解除」と合わせたトンネルの支配は非常に強力なため、戦闘力の増強も兼ねて、早めにメック4体の配備を目指すべきです。
ザクセン帝国に関しては、以下の記事で詳しく考察・解説しています。あわせてご覧下さい。
クリミア・ハン国(クリミア汗国)

短期戦を得意とします。
「弾圧政治」により、下段アクションをより多くこなせるようになります。なるべく早い段階から下段アクションを実行するようにしましょう。
とにかく戦闘カードの獲得が重要です。おすすめは徴兵アクションで、実行時に2枚獲得しつつ、新兵継続ボーナスで戦闘カードの枠を開けておきましょう。
メック能力「偵察」は必ず取りましょう。「弾圧政治」との明らかなシナジーがあります。ただし最初にとってもあまり意味はありません。
クリミア・ハン国に関しては、以下の記事で詳しく考察・解説しています。あわせてご覧下さい。
北方王国(ノルディック)

長期戦を得意とします。
「水泳の達人」により、労働者を早期から広く分布させることができます。まずは下段アクションに固執せず、領土を広げることを意識すべきです。
北方王国の能力を活かすためには、とにかく労働者が必要です。早めに村に出向いて労働者を増やしましょう。
「航海能力」は最優先で取るべきメック能力です。ファクトリーへアクセスしやすくなるし、広げた領土を粘り強く維持できるようになります。
最後に、北方王国は短期戦では遅れをとりがちなので、支持と領土の維持を心がけましょう。北方王国の終了時ボーナスが低いほど、短期戦勢力は早期決着を狙いやすくなります。
北方王国に関しては、以下の記事で詳しく考察・解説しています。あわせてご覧下さい。
ラスヴィエト連邦(ロスヴィエト)

短期戦を得意とします。
「容赦なし」の能力によって、アクションを短期間に集中させることができます。アクションが分散すると強みが活かせないため、短期的な目標をはっきりと定めて行動する必要があります。
ラスヴィエトの能力は生産によってこそ真価を発揮します。労働者を早めに出し切ってしまいましょう。コストは痛いですが、圧倒的な生産力でお釣りがきます。
「地域社会」の能力により、ほぼ最速でファクトリーに到達できます。ファクトリーカードと「容赦なし」の組み合わせは強力なので、一番乗りはほぼ定石といって良いでしょう。
ラスヴィエト連邦に関しては、以下の記事で詳しく考察・解説しています。あわせてご覧下さい。
彼方よりの侵攻で追加される勢力
『拡張 彼方よりの侵攻』で追加される2勢力については、以下の記事で個別に解説しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『サイズ -大鎌戦役-』は勢力ごとの特徴を使い分けるのが楽しいゲームですが、戦い方を意識すると、さらに楽しさが増すと思います。
各勢力に関しては、個別記事でさらに深ぼっていきたいと思います。拡張の2勢力についても書く予定です!
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