こんにちは。ひらこめです。
先日、仲間内でプレイしたボードゲームが、奇しくも「自然を感じられる作品」ばかりだったので、その感想を書こうと思います。
Cascadia
北アメリカ北西部のカスカディアにて、最も調和の取れた生態系を作るゲームです。
2021年発売の新作。日本語訳はまだ出ていないので、海外から輸入しました。

プレイヤーは、テーブル中央にある生息地タイルと野生生物トークンをセットで獲得します。
生息地タイルは自分の生息地に隣接させて配置し、野生生物トークンは生息地の上に置きます。

生態系を作る野生生物は「クマ、ヘラジカ、サーモン、タカ、キツネ」の5つで、配置の仕方によってもらえるボーナスポイントが決まります。
配置の仕方はそれぞれの生態を反映しており、肉食のクマは孤立したグループを、草食のヘラジカはまとまった群れを、雑食のキツネは他の動物に隣接させるとポイントアップ…といった具合です。
また、生息地タイルは自由につなげることができますが、地形を隣接させるほどポイントが獲得できます。
全ての生息地タイルを取り切ったらゲーム終了。ポイントの合計が最も多いプレイヤーが勝利となります。
感想
プレイしてみて、単純かつ理解しやすいルールの割に、じっくり頭を悩まれるゲームだなと思いました。
自分の欲しいものがテーブル中央にないとき、リソースを消費してシャッフルすることができるのですが、これがなかなか手に入らないので使い所に非常に悩みます。
あるいは、今欲しくなくても後々を見据えて取るのもありです。とはいえ、場にあるものは早い者勝ちかつ有限なので、悠長に構えるわけにもいきません。
さらに、一度置いたタイルやトークンは置き直せないので、未来を読み間違えると非常に痛いディスアドになります。
そんななか、悩み抜いた計画がうまくいき、大量のポイントを獲得できたときの達成感は格別です!
見た目にも自然を感じられる、とても評価の高いゲームなので、日本語版が待ち遠しいですね。
Cascadiaについては以下の記事で詳しく解説しているので、よろしければ合わせてご覧ください!
Photosynthesis
色とりどりの木が生える森で、自分の木を最も生い茂らせるゲームです。

このゲームの特徴として、完全アプストラクトで運の要素が全くないことがあげられます。
プレイヤーは自分のターンに、種を撒いたり、木を成長させたりすることができます。ただし、アクションには太陽光ポイントが必要です。

太陽光ポイントは、ボードを一周する太陽の光を、自分の木で受けることで取得できます。
このとき、他の木の陰にある木は、太陽光ポイントを獲得できません。
つまり、光を遮ることで他のプレイヤーを妨害することができるのです。
木が最大まで成長して生涯を終えたとき、ポイントを獲得することができます。
太陽が決められた回数を周回したときゲーム終了。最もポイントを持っているプレイヤーの勝利です。
感想
プレイした感想は、プレイヤー間のせめぎ合いが非常に面白いゲームだと思いました。
このゲームには運の要素が無いため、プレイヤー同士の妨害が露骨に求められる、超絶バチバチの戦いが繰り広げられます。
面子次第では友情崩壊しかねないので注意しましょう。
そんな血みどろの戦いに反して、見た目は感嘆するほど美麗で、ゲームが盛り上がるにつれてボードも華麗さを増していきます。

こちらは日本の販売元であれば日本語訳が付いているので、興味ある方は是非。
Wingspan
鳥類愛好家となり、自らの保護区に多くの鳥を呼び寄せるゲームです。

基本的にはカードゲームの要領で、様々な効果を持った鳥をプレイしていきます。
また、カードのプレイの他に以下のアクションを実行できます。
- 餌(リソース)の獲得
- 卵(勝利点)の獲得
- 鳥カードの獲得
プレイした鳥は、上記3アクションに紐づく所定のラインに配置され、アクション実行時に効果が発動します。

鳥をプレイすればするほど、アクションを実行したときに追加効果が発生するということです。
プレイヤーは、公開された条件や手持ちの条件を達成することで、追加のポイントが獲得できます。
4ラウンドでゲーム終了。最もポイントの多いプレイヤーが勝利です。
感想
プレイした感想としては、テラフォーミングマーズのような今どきのカードゲームといった感じでした。
単純な基本ルールに対し、カードの効果とシナジーによって戦略が生まれるデザインと言えますね。
また、鳥カードやダイスタワーも含め、全体的に優しいデザインがとても見ていて楽しいです。

こちらは完全日本語版が好評発売中!ぜひみなさんもプレイしてみてください。

おわり
ということで、ボードゲームで自然を感じる会の感想を書きました。
前回のフェルト祭りもそうですが、ゲームに夢中で全く写真を撮れていないので、改めて個別記事を書こうと思います。
今回プレイしたゲームは、全体的に評価が非常に高いので、みなさんもプレイしてみてください!
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