今回は、プレイ時間が短い軽量級ボードゲームの中でも、戦略性が高くコアゲーマーにもオススメできるゲームを6つ紹介します!
この記事について
コアゲーマー向きの重量級ゲームは敷居が高い
昨今、ボドゲカフェやボードゲームアリーナなどの普及により、テレビゲームのコアゲーマーでもボードゲームに触れる機会が増えてきていると思います。
しかし、コアゲーマーにオススメできるような所謂ゲーマーズゲームは、プレイ時間が2時間を超える重量級のゲームが主流です。
このようなゲームはルール説明(インスト)にも時間がかかることが多く、正直プレイしやすいとは言えません。
ゲーム慣れした方でも、この点でボードゲームは敷居が高いと感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、プレイ時間が30~45分と短く、ルールも単純な軽量級ゲームの中から、コアゲーマーの方々でも満足できるような戦略性の高いゲームを6つ厳選して紹介します。
こんな方にオススメ!
- ボードゲームはやりたいが、インストが面倒だと感じている人
- ちょっとした集まりで、頭を使うゲームがやりたい人
- コアゲーマーの集まりで、軽量級のゲームを探している人
アズール

アズールは、色とりどりのタイルを集め、自らのボードを美しく飾りつけることが目的のゲームです。
とにかくカラフルで華やかなゲームですが、シンプルながら高い戦略性も高く評価されている作品です!
アズールの戦略性で特徴的なのは、アクションがシンプルであるにも関わらず、プレイヤー間に複雑な相互作用が生じることだと言えます。
「やりたいことがあるのに、それだと他のプレイヤーが得してしまう」「あいつのせいで計画が台無しだ!」といったやりとりを、タイルをピックするというアクションだけで実現しているのは実に見事です。
アズールは、2018年度ドイツ年間ゲーム大賞も受賞しており、ボードゲーム界隈でも非常に評価の高いゲームだと言えます。
アズールに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください!
カルカソンヌ

カルカソンヌは、道や建物が描かれたタイルを、最もポイントが得られるように配置しあうゲームです。
2001年度のドイツ年間ゲーム大賞受賞作で、世界的に高い評価を得ている定番の作品です。
プレイヤーにできることは、山からタイルを1枚引き、他のタイルに隣接させて配置することと、所有権を主張する建物にコマを置くことだけです。
たったこれだけのルールですが、欲しいタイルが引けるかのドキドキ感と、刻々と変わる盤面に頭を悩ませる戦略性が両立しているスゴいゲームです。
こちらも、定番のゲームとあり入手が比較的容易。拡張もたくさん出ているので、合わせてプレイしてみてはいかがでしょうか。
クリプティッド

クリプティッドは、対戦相手が持つヒントを推理して、未確認生物の生息地を見つけるゲームです。
ポップなデザインですが、論理的な推理能力が求められる、とても頭を使うゲームなのです!
各プレイヤーは、正解のマス(=未確認生物の生息地)に関するヒントを非公開で所持しています。
ゲームが進行すると、自分が持つヒントの情報を少しずつ公開していかなければなりません。そのため、なるべく推理されにくい情報を出しつつ、他プレイヤーのヒントを推理する必要があります。
限られた情報からヒントを推理するのはものすごく頭を使う作業で、シンプルなルールながら難易度はかなり高めです。
2021/12時点で、在庫はまだあるようなので、興味のある方は是非プレイしてみてください!
クリプティッドに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください!
プロジェクトL

プロジェクトLは、自分のピースをアップグレードしながら、なるべく多くのパズルを完成させるゲームです。
サクサクとした進行なためプレイ感はとても軽く、何度もプレイしたくなる中毒性があります。

プレイヤーは、ゲーム開始時に小さなピースを2つ受け取ります。
その後は、「挑戦するパズルを取得する」「新しいピースを補充する」「手持ちのピースをより大きいものにアップグレードする」などのアクションを実行し、より多くのパズルを完成させていきます。
ゲームに勝つためには、計画的にピースをマネジメントしながら、効率的にパズルを解いていく必要があり、拡大再生産の楽しさと、パズルの楽しさが両立しているユニークなゲームです。
こちらは残念ながら2021/12段階で品切れ中。拡張も出ているので再販を待ちましょう。
プロジェクトLに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください!
光合成(photosynthesis)

光合成は、色とりどりの木が生える森で、自分の木を最も生い茂らせるゲームです。
美しい見た目とは裏腹に、プレイヤー間の明確な妨害が求められる、かなりバチバチしたゲームです。
プレイヤーは、ボードを一周する太陽の光を木で受けとめ、アクションポイントを稼いで木を繁殖させていきます。
このとき、太陽の光を自分の木で遮ることで、他のプレイヤーを妨害することができます。
光合成は、運の要素のない「完全アブストラクト」のゲームであり、プレイヤーの戦略だけがものをいうゲームです。
こちらは日本の販売元であれば日本語訳が付いているので、パーティ要素皆無の硬派なゲームを求めている人はぜひプレイしてみてください。
Cascadia

Cascadiaは、タイルをつなげて動物の生息地を作り、その上に最もポイントが高くなるように動物を配置するゲームです。
生息地と動物をピックし、自分の盤面に配置していくだけのシンプルなルールですが、運の要素と戦略性がしっかり両立しています。
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プレイヤーは、テーブル中央にある「生息地タイル」と「動物トークン」をセットを取得し、タイルは自分の盤面に隣接するように、動物トークンは対応する生息地に配置します。
野生生物はそれぞれ配置の仕方によってもらえるボーナスポイントが決まります。例えば、肉食のクマは孤立したグループを、草食のヘラジカはまとまった群れを作ることでポイントがアップします。
ゲームはサクサクと進行していきますが、ボードの置き直しは一切できない都合上、しっかり戦略を立てないと痛い目を見るゲームです。
一方で、特定の動物に特化したり、特定の生息地に特化したりなど複数の勝ち筋があるため、状況に応じた戦略を立てやすく、臨機応変な判断が楽しいゲームと言えますね。
こちらは日本語版未発売。2021年の新作で評価も高いため、日本語訳が出る可能性は十分にあります。楽しみに待ちましょう。
Cascadiaに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください!
おわりに
今回は、軽量級ながら戦略性が高く、コアゲーマーにもおすすめできる作品について紹介しました。
重量級のゲームをガッツリやるのも良いですが、軽量級のゲームをたくさんプレイするのも、色々な作品に触れられて良いですよね。
ボードゲームは敷居が高いと感じている方に、今回の記事が参考になれば嬉しいです。
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