今回は、コミュニケーション重視で、コアゲーマー同士でも盛り上がれるゲームを5つ紹介します!
この記事について
ゲーム性とコミュニケーションの両方を兼ね備える作品
コアゲーマー同士でボードゲームを続けていると、ひりついた攻防により精神が疲弊(!)してくることがあると思います。
そんなときは、ワイワイ盛り上がれるゲームをひとつ。
…ですが、そこらのパーティゲームをプレイしたところで興醒めなのは目に見えています。
そこで今回は、コアゲーマーでも熱中できるようなゲーム性を兼ね備えた、コミュニケーション重視のゲームを5つ紹介したいと思います。
こんな方にオススメ!
- コアゲーマーの集まりで、箸休めのゲームを探している人
- パーティゲームにもゲーム性を求めたい人
- 単純にワイワイ盛り上がれるゲームを探している人
ボーナンザ

ボーナンザは、自分の畑に豆を植えて収穫し、多くのコインを得るゲームです。
本作は魅了は、なんといってもギスギスしない気楽な交渉が楽しめることです!
プレイヤーは自分の畑に豆(=カード)を植えていくのですが、畑には2種類の豆までしか栽培することができないため、いらない豆は他のプレイヤーに引き取ってもらう必要があります。さもなくば、育ちきっていない豆を捨てるしかありません。
引き取る側も、有利な条件で譲ってもらえればそれだけ早く豆を収穫できるため、常にwin-winの関係が成り立つのです。
かといって馴れ合いのゲームかというとそんなことはなく、戦略的な栽培と抜け目のない交渉が勝利のためには不可欠と言えます。
ボーナンザは1997年に発売されてから、20年以上アップデートが続けられている不朽の名作です。
ボーナンザに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください!
Dixit

Dixitは、語彙力と想像力で勝負するコミュニケーションパーティゲームです。
シンプルなゲーム性の中に、表現することのおもしろさが詰まったとても魅力的なゲームです!
各プレイヤーには、イラストしか描かれていないカードが手札として配られます。
手番プレイヤーは、自分の手札からカードを一枚裏向きに出し、カードから連想される単語や文章を言います。
このときの単語や文章は、分かりにくすぎても、ありきたりすぎてもいけません。いい具合に連想可能な言葉を選ぶため、想像力と語彙力をフル活用する必要があります。
Dixitは、シンプルながら誰でも楽しむことができ、世界中でベストセラーになっている作品です。
ルールの説明は言葉だと少しわかりにくいので、詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。
花火

花火は、プレイヤー同士で心を通じ合わせる多人数協力型のゲームです。
コミュニケーションに主眼を置いたゲームですが、とてもシビアなデザインのため、緊張感のある進行が楽しめます。
本作は、2013年度ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した、ボードゲーム界隈でも非常に評価の高い作品です。
本作の特徴はなんといっても、裏向きにセットされている手札。
カードは7並べの要領でプレイしていきますが、自分の手札は一切見ることができないため、他プレイヤーからヒントをもらう必要があります。
しかし、ヒントは断片的な情報しか伝えられず、回数も限られているため、状況をもとに意図を読み取る必要があります。
ヒントを出した側は「伝わってくれ!」という必死の思いを込め、受けた側は「多分こうなんだろうけど、間違ってたらどうしよう…」という葛藤を抱えながら決断を下す。
そして意図がうまく伝わった時は、心と心が通じ合う感覚を味わえることうけあいです!
花火に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください!
コードネーム

コードネームは、25個の単語の中から正解を当てあう、チーム対抗戦のボードゲームです。
こちらは2016年度のドイツ年間ゲーム大賞受賞作。ボードゲーム好きから初心者まで幅広く楽しめる作品です。
プレイヤーは、赤と青の2つのチームに分かれます。さらに各チームは、25個の単語のうちどれが自分のチームの正解かを知っているスパイマスターと、その正解を当てに行く現場諜報員に分かれます。
スパイマスターは、自分のチームの単語から連想されるヒントを提示します。現場諜報員は、ヒントを受けて正解の単語を当てればオッケー。
これを各チーム交互に繰り替えてしていき、先に全ての正解を埋めたチームの勝利になります。
ただし、現場諜報員が正解の単語を選んでくれるとは限りません。相手チームの単語を選ぶとそこが埋まってしまいますし、そもそもどちらの正解でもないひっかけの単語もあります。
本作をプレイしていると「なんだその意味不明なヒント!?」「え、このヒントでその単語行く!?」と言ったハプニングが楽しめることうけあいです。
お邪魔者

お邪魔者は、金鉱堀りとお邪魔者に分かれて戦う、正体隠匿型のゲームです。
お手軽にプレイできるシンプルさと、正体隠匿型特有の楽しさから、名前だけでも聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
プレイヤー達は、ゴールにある金塊を得るために、道が描かれたカードを協力してつなげていきます。
しかし、そのうちの何人かは「お邪魔者」で、彼らは金塊にたどり着けなくすることが目的です。
カードの中には、他のプレイヤーを攻撃するものもあるため、あまりにも早く正体がバレてしまうと怒涛のごとく攻撃が飛んできます。
一方で、正体を隠し続けると他のお邪魔者と協力できなくなるため、お邪魔者はなるべく大事な局面で正体をバラす必要があるのです。
このゲームのおもしろさは、裏切り側でも気楽に化かし合いを楽しめることではないでしょうか。正体隠匿型ゲームは「裏切り側のプレッシャーが重い割に、意図せず正体がバレてしまうと捨てゲームになってしまう」ことが難しい点ですが、このゲームは短いラウンドごとに役割が変化させることで、その難点を解決しています。
お邪魔者は2004年に発売されてから、今も愛され続けている老舗のゲーム。一家に一つあるとコミュニケーションが捗りそうですね。
おわりに
今回は、コアゲーマー同士でも盛り上がれるゲームを5つ紹介しました。
コミュニケーション重視のゲームは、重量級の合間にやるのにも、初心者と一緒にプレイするのにも役立つため、ボードゲームを多くプレイする方はぜひ揃えておくことをおすすめします。
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