今回は、著名なボードゲームデザイナーStefan Feld氏の作品で、ドイツ年間ゲーム大賞にもノミネートされた『カルペディエム』について紹介します!
概要
プレイ人数 | 2~4 |
プレイ時間 | 45~75分 |
ゲームジャンル | タイルプレイスメント |
ルールの複雑さ | 普通 |
ルールの複雑は平均的で、プレイ時間は短めです。ゲーム好きで集まったとき、ちょっとした時間にプレイすることができます。かなり頭を使うゲームなので結構疲れますが(笑)
『カルペディエム』はどんなゲーム?
時は紀元前一世紀、あなたは古代ローマの貴族
プレイヤーは古代ローマの貴族になり、自らの都市を開発します。

ちなみにタイトルのカルペディエム(Carpe Diem)は、ラテン語で「その日を摘め」という意味で、「今日を生きろ、今を楽しめ」的な標語だそうです。
建造物タイルを配置して都市開発!
各プレイヤーは、自分の都市区画ボードに、建造物が描かれたタイルを配置して都市開発を行います。

建造物タイルは共有のゲームボード上にあります。
プレイヤーは、ゲームボード上の七芒星を行き来して建造物タイルを獲得します。

このとき、自分が今いる区画から線がつながっているマスにしか移動することができません。

次に移動できる場所も考えて動く必要がある。
パズルのようにタイルを連結。慎重な建築計画を。
ほとんどの建造物は複数のタイルから構成されるので、うまく連結させる必要があります。

連結させて建物を完成させると、建物の種類に応じたリソースを獲得できます。

勝利点を獲得してローマ一の富豪に
全ラウンド終了時に最も勝利点の高いプレイヤーが勝利します。勝利点は、
- リソースを消費して勝利点カードを獲得する(早い者勝ち)
- 都市区画ボードの枠に描かれている建造物を完成させる
- 煙突のある家を完成させる(大きい家にするほどポイントアップ)
などの方法で獲得できます。


『カルペディエム』はここがおもしろい!
頭をひねって、入念に計画を立てる悩ましさ
都市区画ボード、勝利点カード、供給されるタイルはランダムですが、それらが公開された後はほとんどランダム要素がありません。
そのため、「どのように建造物をつなげていくか?」「どのように移動すれば次のターンも欲しいものが取れるか?」「どの勝利点カードを獲得するか?」といった、先々を見据えた計画が全てを決します。
特に、都市区画ボードのタイル配置はやり直しがきかないため、より慎重な計画が必要です。
計画を練ってそれを実行する。文字通り、都市計画が楽しいゲームと言えます。
…とても頭を使うのでプレイ後の疲労感が半端ないです(笑)
他のプレイヤーの行動を読んで、出し抜く楽しさ
建造物タイルや得点カードは早い者勝ちなので、他のプレイヤーの行動を読んで行動する必要があります。
他のプレイヤーがプレイしているときは、自分の計画が邪魔されないかソワソワすることもあります。逆にうまく出し抜いてやれば、まさに「してやったり」といった感じです。
その点を考えると、七芒星の移動システムは、他のプレイヤーの行動を適度に予測できる良いシステムかもしれませんね。
まとめ
今回は、有名ゲームデザイナーStefan Feld氏の名作『カルペディエム』を紹介しました。
氏のゲームは、全体的にじっくり考えることが楽しいものが多く、このゲームも多分に漏れない頭を使うゲームです。
ぜひ、ボードゲーム好きで集まってプレイしてみてください。
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