今回は、ドイツ年間ゲーム対象にもノミネートされるなど、高い評価を得た交渉ゲーム『ボーナンザ』について紹介します!
概要
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 45分 |
ゲームジャンル | カードゲーム、交渉 |
ルールの複雑さ | 簡単 |
ルールは簡単で、プレイ時間も短いため、ちょっとした時間つぶしにもオススメのゲームです。
なお、手持ちの『ボーナンザ』が20周年記念版のものしかなかったため、オリジナル版とはカードの絵柄が異なっています。ご承知おきください。
『ボーナンザ』はどんなゲーム?
個性豊かな豆たちを収穫してコインをゲット
自分の畑に豆を植えて収穫し、多くのコインを得るゲームです。
各プレイヤーは2つの豆畑を持っており、ここにカードを並べることで豆を栽培します。

カードには数字と換金レートが書かれています。
数字は山札に含まれる枚数と同じなので、大きい数のカードほど山札にたくさんあります。

手札は必ず消費。ジレンマの多い豆栽培
ゲーム開始時に、各プレイヤーは山札から5枚の手札を受け取ります。
ゲームを通して、手札の順番は入れ替えてはいけません。

プレイヤーは自分のターンになったら、手札の一番最初のカードを必ず豆畑に植えなければなりません(追加でもう一枚植えても良い)

このとき、同じ畑に植えられるのは同じ数字のカードだけです。
もし、すでに豆畑が埋まっていて、同じ数字のカードが植えられていない場合は、必ず収穫して畑を空けなければなりません。
収穫の際には、換金レートに従ったコインを受け取ります。

換金に必要な枚数に足りなくても収穫する必要があるので、無駄なカードを植えるのは避けたいところです。
譲り合い、または押し付け合い?豆の交渉フェーズ
手札の処理が終わったら、山札から2枚のカードを公開します。

このカードは、必ずいずれかのプレイヤーの畑に植えられなければなりません。
かつ、自分以外の畑に植えるためには、プレイヤー間で交渉して同意を得る必要があります。

交渉の際には、お互いの手札を自由に交換条件とすることができます。
ただし、交換したカードは即座に畑に植えなければなりません。
このような条件の元に、「自分16いらないんで引き取ってくれませんか」「引き取ってあげるけど他にカード付けて」とか、「君の畑に植わってる12あげるから、その8ちょうだい」みたいな交渉をしていくことになります。
手番終了
公開した2枚のカードが処理されたら、3枚のカードをドローして手番終了となります。
これを繰り返し、山札が無くなれば捨て札をシャッフルして新しい山札とします。
山札が3回無くなった時点でゲーム終了となり、最もコインを持っているプレイヤーの勝利となります。
『ボーナンザ』はここがおもしろい!
抜け目のない互恵。優しくなれる交渉
『ボーナンザ』のおもしろさはなんといっても、ギスギスせず盛り上がれる交渉の要素です。
豆の栽培が計画通りに行けば満足感じゅうぶん。ですが、交渉なしでは満足に換金すらできません。
そのため、プレイヤー全員が自然に交渉したいと思うようになります。
かつ、交渉はお互いに利益になる形でしか成立しないので、ギスギスせず気楽にゲームが進行します。
かといって馴れ合いのゲームでは決してなく、勝利のためには、戦略的な栽培と抜け目のない交渉が不可欠です。
ボードゲームに慣れているプレイヤーでも、頭を使う余地がちゃんとあるゲームと言えます。
まとめ
今回は、やさしい気持ちで盛り上がれる交渉ゲーム『ボーナンザ』について紹介しました。
プレイ時間の短いカードゲームなので、UNOやトランプのように、旅先でプレイするのにもうってつけです。
ぜひ皆さんも、豆の交渉で盛り上がってみてはいかがでしょうか。
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