蔵人です。毎月発表されるBGGの激アツゲームランキング、今回は5月版を紹介いたします。
10位 Dune: Imperium
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Dune: Imperiumが10位にランクイン。
4月発売の日本語版は一瞬で売り切れて入手できず、再販を待っています。
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こうした世界観も深く楽しめるゲームはいいですよね。気長に待ちましょう。
9位 Cryptid: Urban Legends
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Cryptid: Urban Legendsが9位にランクイン。
本作はCryptidが2人対戦の非対称ゲームとなった作品です。
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作者はCryptidと同じデザイナーのHal DuncanとRuth Veeversです。
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プレイヤーはクリプティッドと都市伝説を暴く人間に分かれ、クリプティッドが逃げおおせるか、正体を暴かれるかを推理し合い競います。
前作Cryptidは人数多いとヒントも多いので、自分の番に回ってくるまでに当てられてしまいがちでしたが、徹底的に推理したい方はこのゲームで楽しみたいですね。
パッケージのモスマンに惹かれた人はマストバイ!
8位 Anunnaki: Dawn of the Gods
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第8位にはAnunnaki: Dawn of the Godsがランクイン。
デザイナーはSimone LucianiとDanilo Sabiaです。
Anunnaki(アヌンナキ)とは、メソポタミア地域の神話体系に登場する一群の神々のことです。プレイヤーは神々の各系統を率いて、アトランティスに住まう人類文明を統べるべく、他の神々を圧倒する必要があります。ゲームシステムは伝統的4xゲームとなっており、Twilight Imperium: Fourth EditionやScytheが大好きならこのゲームも面白いでしょう。特に4xゲームは大抵宇宙を舞台にしているものが多いので、Scytheが珍しかったこの世界観にもまた新たな神話系4xが生まれるようです。
壮大なゲーム世界観ですが、ゼウスが登場していたりするのでメソポタミアの神話体系をそのままゲーム化したわけではないようです。
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またミニチュアが付属しますが、ちょっとバリが目立つように見えますね。塗装する際はひと手間必要そうです。
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こちらはkickstarterでプレッジ受付中です。5/31までなので、気になる方はマストバイ。
7位 Viticulture World: Cooperative Expansion
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Viticulture World: Cooperative Expansionが7位にランクインしました。まさかのゲームを拡張するエキスパンション単体でのランクインです。
こちらはViticulture Essential Edition、Viticultureの拡張パックです。ゲームを遊ぶにはどちらかが必要になります。
この拡張は協力ゲームで、プレイヤー同士はお互いにワイン農家として世界中から評価されるワイン醸造を目指します。協力ゲームであるものの、プレイヤーの初期セットアップは非対称でSpirit Islandに似ていそうですね。
現在日本語版は案内されていないようです。
版元のstonemaierは各国語の販売が決まる前では公式で翻訳を公開している場合があるので要チェックです。

6位 Last Light
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Last Lightが第6位にランクインです。
ゲームシステムは4xゲームで、各プレイヤーは宇宙に繁栄する様々な文明となり、唯一存在する白色矮星を占有することを目指します。
ゲームボードがとてもユニークで、ボードを回転させて天体の公転を表現します。
Tzolk’in: The Mayan CalendarやRealm of Wonderを彷彿とさせるボードの回転は面白いですね。特に天体間の位相が変わるので、ゲーム上は後者に似ていそうです。
こちらはkickstarterのプロジェクトで、今月でファンディングを達成しました。
レイトプレッジのアップデートに期待しましょう。

5位 Foundations of Rome
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第5位にはFoundations of Romeがランクイン。
デザイナーはGame: CenturyシリーズのEmerson Matsuuchiです。
The Dice Tower Essentialsのブランドから発売される最新作で注目されていますね。
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建物のミニチュアが付属するのでペイントが楽しそうです。
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4位 Wayfarers of the South Tigris
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Wayfarers of the South Tigrisが4位にランクインしました。
昨年当ブログでも紹介していました。
プレイヤーはアッバース朝の最盛期にて、地図の製作を担います。星図、海図、地図の3種類を完成に近づけるにつれ勝利点を獲得していきます。
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kickstarterはすでに締め切られており、通常販売を待つことになりそうです。
3位 Autobahn
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第3位にはAutobahnがランクインです。
このゲームは第二次世界大戦から現代を3つの時代区分に区切って、ドイツの高速道路網「アウトバーン」を構築していきます。
ゲーム盤を見ていると、Age of SteamやPower Gridを連想させますね。こういったグラフ系の経済ゲームはおもしろいですよね。このゲームもマストバイでしょう。
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地名以外言語依存はないゲームなので、輸入して遊ぶのも可能そうですね。
このボードゲームはkickstarterのプロジェクトで、すでにプレッジは締め切られています。
出版社の予約が可能なのでこちらから要チェックです。

2位 Wonderland’s War
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Wonderland’s Warが第2位にランクインしました。
このゲームは不思議の国のアリスを舞台にしたカードドラフト、エリアマジョリティゲームです。
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プレイヤーはアリス、帽子屋、ハートの女王、チェシャ猫、ジャバウォックの5人(匹)がそれぞれの派閥を率い、不思議の国のリーダーの座を争います。
いち小説のボードゲームでここまで創作が行われるのが、アリスの人気の高さを伺わせますね。
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kickstarterのプレッジで各ミニチュアが付属しているようです。世界観に没頭できていいですね。
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1位 Ark Nova
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第1位はArk Novaがランクイン。BGGのOVERALL順位が12位まで上がっていますね。

筆者、直近はこのゲーム勝ち越してまして、やはり勝つと嬉しいゲームだなと思います。
インタラクション少なめというのがマイナス点ですが、保全カードでの保全点の取り合いは非常にピリピリした雰囲気で好きですね。
また、2つの軸の得点源を双方獲得していくというのはユニークだと思っています。
Rajas of the Gangesも2つの得点トラックを交差させる点で似ているので、こちらもプレイしてみたいですね。
世の中には動物駒を自作して、ボード上に配置してしまう猛者もいるようです。
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楽しそうですね。
テンデイズゲームズからの再販はまだ未定なのが残念ですね。
総括
今回のHottestで再注目はCryptid: Urban Legendsでしょうか。前作が4人プレイで比較的パーティー感の強いゲームでしたが、今作は2人プレイで推理の駆け引きが熱そうです。また、Simone Lucianiの最新作である、Anunnaki: Dawn of the Godsも注目です。特に建築のシステムと、デザイナー特有のリソーストラックが醍醐味と思います。
Autobahnはゲーム盤面で大変わくわくさせせられるゲームですね。このゲームはマストバイでしょう。
では、来月のBGG Top 10 Hottest Board Games: June 2022の紹介にてお会いしましょう。
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