蔵人です。毎月発表されるBGGの激アツゲームランキング、今回は3月版を紹介いたします。
10位 Spirit Island
第10位は2017年の協力ボードゲームSpirit Islandがランクイン。
こちらはapp版が存在しますが、そちらのアップデートがアツいようです。
どうやらマルチプレイヤーがbeta版として実装されたそう。
最近はボードゲームを実際に集まって遊ぶのが難しいので、app版で手軽に遊べる選択肢があるのはいいことですね。
一方実在のボードゲームの方は、長らく日本語版が絶版でしたが、エンゲームズから再販されております。要チェックです。

9位 Kingdoms Forlorn: Dragons, Devils and Kings
第9位にはKingdoms Forlorn: Dragons, Devils and Kingsがランクイン。
こちらは2024年発売の協力ゲームです。ずいぶんコンポーネントが充実したゲームがランクインしましたね。
プレッジ一定達成でキャラクタースタンドのミニチュア化が決まっているようなので超重量ボードゲーム確定ですね。
このゲームの特徴は、抽象的な表現ですが、プレイヤー間のアクションを蓄積し次プレイヤーへのアドバンテージを大きくしていくことで協力感覚を強く感じられるとのこと。
私はGloomhavenで協力ゲームの一定の解答が得られたと感じていますが、Gloomhavenでは元素や強化の付与しあいが偶発的でした。そうした側面がより緻密にできるようになったら?そう考えると面白そうですね。
キックスターター発ですが、すでにプロジェクトは成功、クローズ済み。レイトプレッジなどでの入手を期待したいですね。
8位 Tindaya
第8位にランクインしたTindayaはクラウドファンディング発のボードゲームです。ゲームシステムはワーカープレイスメント、タイルプレイスメントで、ソロモードも備えています。遊び際に協力モードと対戦モードを選ぶことができるのも特徴です。この要素はとてもめずらしいですね。
ゲームのweightは現時点で3.86とかなり重量級ゲームとの評価。あまり普段ボードゲームで遊ばない人とも協力モードで遊べるのは場面を選ばないのでよさそうですね。
Gamefoundでのプレッジは受付終了していますが、レイトプレッジあるかもしれないのでチェックしましょう。

7位 Ostia
第7位のOstiaは国内ボードゲームデザイナー、戸塚中央氏の新作ボードゲームです。昨年10月にKhôra: Rise of an Empireを紹介して以来の国内ボードゲームのランクインですね。素晴らしい!
ゲームのアクションは船コマを使用したマンカラで決定、行使していきます。
ゲームシステムとテーマが噛み合っているのが素晴らしいですね。
kickstarterは先月末で締切済み。今後レイトプレッジはあるのでしょうか。要チェックです。
6位 Lost Ruins of Arnak
Lost Ruins of Arnakは6位にランクイン。
5位 Tiny Epic Dungeons
Tiny Epic Dungeonsは昨年発売の協力ボードゲーム。
盤面からはDrakonを感じますが、あちらがダンジョンからの脱出ゲームなのに対し、こちらはダンジョン踏破後にボス撃破を目指す王道のダンジョンクローラーゲームです。
ユニークなヒーローを操作してダンジョンを攻略する楽しみはある種TRPG的かもしれません。ミニチュアも豊富で、塗装の楽しみがあるのもグッドです。
日本語版は未定ですが、作年キックスターターで発売後一般販売の予約は開始しているようです。

4位 Dune: Imperium
お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません。
ついに日本語版のアナウンスがされました。Dune: Imperiumが4位にランクイン。
とても楽しみですね。
日本語版は4月21日に発売予定です。
予約は一瞬で締め切られていますが、発売直前に再度アナウンスあると嬉しいですね。
3位 Voices in My Head
第3位のVoices in My HeadはCorey Konieczkaの新作ボードゲームです。
CoreyはBattlestar Galactica: The Board GameやEldritch Horror、Twilight Imperium: Fourth Editionといったテーマティック、ゲーマーズゲームを手掛けるデザイナーな印象ですが、今作は非対称ロールの対戦ゲームです。6人まで同時にプレイ可能で主人公「ガイ」の様々な役割に則り秘密の目的を遂行します。
コントロールを示すボードが3Dなのがユニークですね。
すでに日本語版が「開廷!脳内裁判」で発売済みです。
サクッと楽しめる非対称ゲーム、気になりますね。マストチェック。
2位 Earth
第2位のEarthは2023年発売のkickstarter発のボードゲーム。
ゲームシステムはエンジンビルドで、Wingspanを彷彿とさせますね。こちらはより地球上の生物にフィーチャーしていますが。
1~5人プレイ可能という点も似ています。
こちらはまだレイトプレッジを受付中なので、和訳に自信のある方は購入してみてはいかがでしょうか。
1位 Ark Nova
第1位はArk Novaがランクイン。
BGGのOVERALL順位も57位まで上がってきました。

得点方法こそやや複雑ですが、カード主体で手軽に遊べるセットコレクションはこのゲームが覇権かもしれませんね。
何度でも言いましょう、このゲームは楽しい。このゲームはマストバイ!!
総括
今月のHottestにはSpirit Island、Kingdoms Forlorn: Dragons, Devils and Kings、Tindaya、Tiny Epic Dungeonsと、協力ゲームが多くランクインしました。
またクラウドファンディング発でのゲームでも期待値の大きいものがありますね。Tindayaは協力と対戦を切り替えて遊べるシステムに、EarthはポストWingspanとなりうるのか、それぞれ注目です。
では、来月のBGG Top 10 Hottest Board Games: April 2022の紹介にてお会いしましょう。
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