蔵人です。毎月発表されるBGGの激アツゲームランキング、今回は1月版を紹介いたします。
10位 Obsession
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第10位はシンプルな盤面で繰り広げられる19世紀ヴィクトリア朝の貴族がテーマのゲーム、Obsessionです。
2018年発売のゲームで、ミープルが特徴的でいいですね。ゲームシステムはデッキビルディングとタイルプレイスメントと一般的ユーロゲームに該当します。
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ただ、タイル言語依存が強く和訳でのプレイは難しそうなので、日本語版でプレイしたいところですが、デザインはシンプルでとても綺麗なので、原語のままプレイできるようになりたいものですね。
9位 Terraforming Mars
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みんな大好きTerraforming Marsが第9位にランクイン。2016年の発売から次々拡張が発表され、ルールが簡易化されたares expeditionの日本語版が2月にアークライトから発売、と間違いなくトップボードゲームと呼んでも過言ではないでしょう。
プレイ時間も比較的短めな上、カードのアクションが大半を占めるので初心者が迷わずプレイできるのが大きな魅力ですね。またゲームに慣れてくればカード間のコンボやリソース管理、なにより相手を出し抜いて得点する称号と褒賞の駆け引きがおもしろいですね。
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ゲームの複雑さと面白さの議論に終わりはありませんが、このゲームの魅力は手頃な面白さという部分にあると感じますね。シンプルなルールと短いプレイ時間、カードというわかりやすさ、そして宇宙テーマ(?)。未プレイの方はぜひ仲間を誘って、またはお一人でもゲームカフェに行ってプレイすべきでしょう。マストプレイ、マストバイ。
8位 Cascadia
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先月のHottestで7位のCascadiaが8位にランクイン。その面白さは、この一見ありきたりに見えてしまうタイルプレイスメントゲームが2ヶ月連続でHottestにランクインしている事実に裏打ちされているでしょう。先に言ってしまいます。原語依存少ないので、ぜひ買って遊びましょう。マストバイ。
お手軽なタイルプレイスメントゲームはCarcassonneが、すぐ出てくるでしょう。Cascadiaの良さは古き良きCarcassonneのタイルをめくる面白さを残しつつ、得点の多様さとタイルを共通選択肢から取得することでの駆け引きが加わった深みのあるゲーム性です。
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動物での得点に加え、タイル構成での得点もあり、ゲームは公開情報のみで進むので相手の盤面と自分の盤面のにらめっこが非常に楽しいです。テーマもとっつきやすく、草原を駆けるサーモンなんて不思議生物がよく登場します。
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マストプレイ!マストバイ!!
7位 Wingspan
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Elizabeth Hargrave先生の驚異のデビュー作にして最高傑作、Wingspanが7位にランクイン。
可愛い鳥たちに卵を産ませて繁殖を重ね、特典を得るゲームです。このゲームの魅力はまず鳥カードの面白さでしょう。鳥の大きさや生息地、一口雑学とカードだけ眺めていても楽しいゲームです。
コンポーネントもおしゃれに整っており、女性デザイナー独特のデザインセンスを感じますね。間違ってもPower Gridからは感じない可愛いデザインで、バチバチに駆け引きしたあとの箸休めに最適です。
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ゲーム性は違いますが、先程9位で紹介したTerraforming Marsとよく似ているなと感じます。プレイ時間やカードゲームであること、同じように手頃な面白さがつまっているのがいいところです。
こちらもTerraforming Mars同様マストプレイ、マストバイでしょう。一般的に、ボードゲームは専門店でしか置いていませんが、Wingspanは家電量販店でも手に入ります。ぜひ、プレイしてみてください。
6位 Sleeping Gods
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キックスターター発のストーリーテリング系ボードゲームSleeping Godsが6位にランクイン。デザイナーはNear And FarやAbove And BelowのRyan Laukat先生。
ゲームは協力ゲームで、ゲームブックのように進んでいくようです。
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ゲーム自体本の形態をとっているのがとてもユニークですね。
ただ、日本語版が案内されていないのが、残念です。こうしたストーリー重視なゲームは雰囲気から楽しみたいものですね。
5位 Dune: Imperium
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10月から皆勤賞のDune: Imperiumが5位。アークライトから日本語版の発売がアナウンスされていますが、その後の情報がないですね。
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続報待ち遠しいです。
4位 Townsfolk Tussle
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4位にランクインしたTownsfolk Tussleは2~5人で遊べる強力ボスバトルゲーム。
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先月紹介したVagrantsongにもそうでしたが、イラストがカートゥーン調なのが可愛らしくていいですね。
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同じ協力ゲームでしたが、こちらのTownsfolk Tussleはミニチュアへの熱量がすごい!!
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ぜひ塗装して雰囲気味わいたいゲームですね。
3位 Lost Ruins of Arnak
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Lost Ruins of Arnakは3位にランクイン。
このゲーム、BGAでも遊べるのですね。今更ながら気づきました。(汗)

海の向こうでは来月拡張が発売されるとのこと。
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この人気なら、ホビージャパンからそのうちアナウンスありそうですね。
2位 Radlands
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第2位のRadlandsは2人のプレイヤーがそれぞれレイダー組織を率いてヒャッハーな闘争を楽しむサシ対戦型のカードゲームです。ポストアポカリプスなテーマが好きな方におすすめです。
まだ日本語版は案内なさそうですが、ゲームに原語依存は少なそうなので、輸入で遊んでもいいですね。
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Fallout4でレイダーについた方々はマストバイ、WarHammer40kでデュカーリがお好きな方もマストバイ。
1位 Ark Nova
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第1位には動物園設計ゲームのArk Novaがランクイン。11月のHottestに登場してから重ゲーマーの心を掴んで離さない、約束された神ゲーでしょう。来月にはテンデイズゲームズから日本語版が発売予定です。テンデイズの手にかかっているのだから、もう間違いありません。発売が待ち遠しいですね。
総括
歴代の手頃な良ゲーが多くランクインした印象です。Terraforming Mars、Wingspan、Lost Ruins of Arnakはどれもプレイ時間や入手性、遊びやすさでどれも群を抜いています。
また、Cascadiaは今後のHottestにも入ってくるのではないでしょうか。得点カードの豊富さから、遊びやすさの割にかなりリプレイ性が高くまったく飽きが来ません。
そして1位のArk Novaは間違いなく2022年を通して遊ぶゲームになるのではないでしょうか。
全体を通して、かなり面白さの実績があるゲームがランクインしていましたね。
では、来月のBGG Top 10 Hottest Board Games: February 2022の紹介にてお会いしましょう。
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