[Top 10 Hottest Board Games: December 2021] BGGの激熱ゲームランキング紹介

蔵人です。毎月発表されるBGGの激アツゲームランキング、今回は12月版を紹介いたします。
今年最後のHottestはどんなゲームがランクインするでしょうか。

10位 Kingdom Death: Monster

2015年発売のKingdom Death: Monsterが10位にランクイン。

ジャンルは協力RPGです。Warhammer 40kのようにミニチュアを組み立てて遊ぶ必要がありますが、ミニチュアの出来が良いので、塗装することで別ベクトルの楽しみ方ができそうです。

ゲームシステムはハクスラ的で、ユニークなキャンペーンシナリオでモンスターを倒すことを目的にします。

モンスターを倒すことで得たリソースを使用して集落を発展させ、新たなシナリオに挑みます。バトルの難易度は3段階で調整可能ですが、どうやらかなり歯応えのある難易度のようです。

キックスターター発で2021年現在かなり入手困難なゲームです。やってみたいですね。

9位 Spirit Island

こちらも2017年の協力ボードゲームSpirit Islandが9位にランクイン。

島への侵入者を協力して撃退するゲームです。ただ、すでに評価されている通り繰り返しな作業が多いためかあまり大人数でのプレイはお勧めされてません。BGGでもサシがベストと言われていますね。

こちらはKingdom Death: Monsterと比べてややミニチュアの出来が良くありませんが、それでも塗装による楽しさもありそうです。

現在絶版ですが、engamesで絶賛再販予約を受付中です。気になる方はチェックしましょう。

スピリット・アイランド
タワーディフェンス型協力ゲームの決定版スピリット・アイランド 日本語版・製品紹介海外でも高い評価を受けている、タワーディフェンス型協力ゲームです。島に棲む精霊となり、精霊同士協力し、また原住民の力も借…

8位 Arkham Horror: The Card Game

こちらも協力ゲームがランクイン。感謝祭が終わって、ゆったりプレイするのは協力ゲームのが楽しいんですかね。第8位はArkham Horror: The Card Gameがランクインです。

Arkham Horrorのカードゲーム版で、こちらもタイトル通り、クトゥルフ神話TRPGをモチーフとした協力ゲームですが、元ゲームとは違って1~2人プレイ用になっています。

Arkham Horrorや派生作品のEldritch HorrorMansions of Madnessと同じクトゥルフ神話の世界観を少人数でより手軽に遊べるようになってます。

こちらは絶版で現在入手困難かと思います。是非ボードゲームカフェなどで見つけてプレイしてみましょう。

7位 Cascadia

2021年10月のHottest Gamesで第8位だったCascadiaが7位にランクイン。

当ブログでも紹介記事がすでにありますが、CascadiaはCarcassonne的タイルプレイスメントの楽しみがあり、1日の最初にプレイするゲームとしてはぴったりです。

さらに得点条件は毎回ランダムに決まるので、同じ動物タイルでも毎度置き方に工夫が出て飽きが来ません。ゲームコンポーネントはタイルとコマのみで言語依存の少ないゲームなので、気になる方は是非輸入してプレイしてしまいましょう!

6位 Lost Ruins of Arnak

先月のHottestで第5位だったLost Ruins of Arnakが、ランクを一つ落として6位となりました。相変わらず多くの体験卓が立っているのをよく見かけます。

リソースがフレーバーのあるテイストに仕上がってるんですね。これは前回取り上げられませんでした。

私も機会があればプレイしてみたいと思っています。

5位 Terraforming Mars: Ares Expedition

あのゲームが5位にランクインしました。Terraforming Mars: Ares Expeditionです。Terraforming Marsをモチーフにゲームシステムを改善した独立したゲームです(拡張、リメイク等ではありません。)。

ゲームシステムをPuerto Ricoのように同時にアクション解決を行うようにしています。携わっているデザイナーがAeon’s EndNick LittleSydney Engelsteinのお二人に加えてJacob Fryxelius先生だそうで、ゲームシステムのいいブラッシュアップになってそうです。

みんな大好きTerraforming Marsはさまざまなランキングで高位を維持しているゲームですが、こうしたゲームシステム改善でよりファンが増えるといいですね。

おそらくアークライトあたりが日本語版を出してくれると思うので気長に待とう思います。

4位 Mindbug

Mindbugが4位。デザイナーにはあのRichard Garfieldが携わっています。

ゲームは2人プレイ専用で、カードの使用か相手が使ったカードのコントロールを得るかの駆け引きが魅力的なハンドマネジメントゲームです。

プレイ時間の指標も短く、ゲーム内容もシンプルなので、こちらもCascadia同様サクッとプレイできますね。欠点はゲーム会等で遊ぶにはあぶれる人が出てしまうところでしょうか。ウォーシミュとかやるときに遊べると良さそうです。

3位 Dune: Imperium

Dune: Imperiumが、3位。毎月ランキングに登場していますね。そのくらいDuneのフォロワーの多さ、ボードゲームとしての完成度が高いのでしょう。早く日本語版でプレイしたいですね。

2位 Vagrantsong

Vagrantsongが第2位にランクイン。こちらは幽霊列車に閉じ込められたキャラクターを脱出させる協力RPGです。イラストがカップヘッドなどを彷彿とさせるカートゥーン調なのが可愛らしくていいですね。

2~4人まででプレイ可能ですが、ゲーム内容はかなり重めな評価。BGGで3.14のweightがレーティングされています。かなりストーリー重視な作品のようなのでじっくり休日にプレイするのが楽しそうですね。

1位 Tabannusi: Builders of Ur

Tabannusi: Builders of Urが1位にランクインしました。

デザイナーはDavid SpadaDaniele Tasciniの二人。Daniele TasciniはTzolk’in: The Mayan CalendarThe Voyages of Marco Polo で有名ですね。ただ、今回はいつもの相方Simone Lucianiとの作品ではないので違ったゲーム性が期待できるのではないでしょうか。

今回のコンポーネントはウルの街並みを表現し、上部に個人リソースを置いて所有を示すようです。こうしたコンポーネントの面白さはDavid Spada先生のいいところだと思います。

こちらはすでに英文のルールが公開されており、また現在クラウドファンディングを受付中です。気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

https://www.spiele-offensive.de/gfx/cf/tabannusi/tabannusi_rulebook_EN.pdf

Tabannusi
Das Projekt Tabannusi braucht dein Engagement. Unterst

総括

今月は協力ゲームが多くランクインしましたね。年の瀬も近く、家族でゆっくりプレイするにはもってこいかもしれません。

また、David Spada先生の新作が第1位に輝きました。Simone Luciani先生との黄金コンビでいつもユニークなゲーム体験を私たちに届けてくれますが、今作Tabannusi: Builders of Urは果たしてどういったゲーム性になっているでしょうか。楽しみですね。

では、来月のBGG Top 10 Hottest Board Games: January 2022の紹介にてお会いしましょう。みなさん、よいお年を。

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