蔵人です。毎月発表されるBGGの激アツゲームランキング、今回は10月版を紹介いたします。
10位 The LOOP
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ポップな絵柄の協力カードゲームThe LOOPがランクイン。
BGGでのweight評価は2.65ですが、対象年齢が高くまた2人プレイがおすすめされているのが、気になりますね。
9位 Khôra: Rise of an Empire
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慶應大学のボードゲームサークルHead Quarter Simulation Game Clubのゲーム、Khôra: Rise of an Empireが9位にランクイン。すごいですね。
このゲームは同サークルが2017年にゲームマーケットに出品したImprovement of the Polisの海外版です。GenCon2021に出品されて注目されているようです。
ゲームシステムはカードドラフトとダイスで遊びやすいと思います。
Improvement of the Polisを持っていない方はコンポーネントが洗練されているのでこちらの購入をおすすめします。
8位 Cascadia
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アメリカ大陸西海岸の野生動物にフィーチャーしたタイルプレイスメントゲームのCascadiaが8位。
このゲームを眺めてDominant Speciesを思い出しました。あちらはGMT謹製の超重量級ですが、こちらのCascadiaはBGGのレーティングを見る限り軽量で手軽に遊べそうです。動画でも遊びやすいとおすすめしていますね。
7位 Fractal: Beyond the Void
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kickstarterで絶賛プレッジ受付中のFractal: Beyond the Voidが7位です。
こちらの発売予定は2022年12月。私は宇宙4XゲームといえばTwilight Imperiumをイメージしますが、そちらよりも陰鬱なアートワークがそそりますね。ストーリー部分がレガシーシステムになっており盤面が絶え間なく変化し続けるとのこと。楽しみですね。
後述するVoidfallと合わせてマストバイな一品だと思います。
6位 LUNA Capital
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Fractalからの温度差が激しいですが、こちらは同じ宇宙テーマでも月面開発がテーマ。絵柄がアメコミチックでとっつきやすいですね。
そんなLUNA Capitalは6位、こちらのゲームシステムはタイルプレイスメントとカードドラフトのようです。
Terraforming Marsと比較しますと、BGGでの評価で1ゲーム45分と昼休みに遊べるレベルの短さなので、時間がなくて火星開発できない方におすすめです。
5位 Dune: Imperium
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みなさんは砂の惑星をもうご覧になったでしょうか?
このDune: Imperiumは映画、もとを辿れば63年のDuneを題材にしたカードドラフトボードゲームです。はい、私は砂の惑星を知らずにBGGのDescriptioinを読んでひっくり返ってました。
2020年に発売されており、そろそろ日本語版が案内されてもいいかも…?世界観が重要なゲームなので日本語版が待ち遠しいですね。
作者はClank!で実績のあるPaul Dennen。今後のランキングにも登場しそうです。
4位 Furnace
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GenCon2021で話題の2つ目はFurnace。
Furnaceの盤面を見ているとPower GridやThrough the Agesを彷彿とさせますね。デザインは今風ですが、トラディショナルなユーロゲームのようです。
ボードゲームの流行りから少し外れたこのゲームが4位なのは、みんなAge Of SteamやPuerto ricoで遊んだ楽しい記憶が蘇るからかもしれません。たまに開けたくなる一品になりそうです。
こちらはルールさえ和訳すればプレイできそうなので、一般販売され次第買ってみてもよいですね。
3位 Mythwind
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Mythwindは2022年に発売予定のkickstarter中ゲーム。2021/11/1 UTC11:00+09:00までプレッジ受付中とのこと。
このゲームの特色、動画でも言語化しにくいようすですが、ゲームに終わりがない協力RPGとなっているようです。Gloomhavenで協力RPGは完成されたように思いましたが、どうやら未知のゲーム体験はまだありそうです。
Gloomhavenと決定的に違うのはプレイヤーの担当するロールが重複しないことでしょうか。それ故、協力の重みが違いますね。Gloomhavenでできた太陽マークキャラゴリ押しのようなプレイスタイルは生まれなさそうです。楽しみですね。
2位 Gutenberg
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コンポーネントが凝りに凝ってるワーカープレイスメントゲーム、Gutenbergが2位にランクイン。
個人的にこのゲームはマストバイですね。活字がコンポーネントなんてゲームそっちのけで眺めていそうです。歯車を回してアクションの内容を決める要素はTzolk’inに似ていますが、そちらと違って個人ボードへの配置なので順番のやりとりは発生しなさそう。
BGGでの評価もWeight2.63と軽めなので気軽に遊ぶにはよさそうです。
1位 Voidfall
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約束された神ゲー、Voidfallが堂々1位。
クリエイター陣で購入を決める人もいるでしょう。Nigel Buckle, Dávid Turcziの2人のデザイナー、特にDávidはAnachronyで実績のあるゲームデザイナーです。アートワークはOn MarsなどをてがけたIan O’Toole、うんマストバイ。
Anachronyのときもそうでしたが、コンポーネントが豪華です。いつからか重量級ゲームはミニチュアがデフォルトになりつつありますが、豪華なコンポーネントはそれだけでテーブルを彩りプレイ中の気分を盛り上げてくれます。
総括
kickstarterでプレッジ受付中の3作品は是非購入したいですね。Voidfallは2021年10月19日の02:00 UTC +09:00が締め切りなので注意したいです。GutenbergとFurnaceも1年後には日本語版が出そうですが特にGutenbergに関して手に入り次第和訳して遊びたいですね。
このランキングに宇宙テーマが4つも入っていて、宇宙ゲーにハズレ無しとは誰が言った言葉でしたか、納得してしまいます。
では、来月のBGG Top 10 Hottest Board Games: November 2021の紹介にてお会いしましょう。
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