アズール – 華やかな見た目ながら戦略性の高いゲーム【紹介記事】

ゲーム紹介

今回は、2018年度のドイツ年間ゲーム大賞も獲得した『アズール』について紹介します!

概要

プレイ人数2~4人
プレイ時間30~45分
ゲームジャンルアブストラクト
ルールの複雑さ簡単

プレイ時間は短くルールも簡単ですが、とても頭を使うゲームです。

『アズール』はどんなゲーム?

美しきアルハンブラ宮殿を再現せよ

時は16世紀、ポルトガル国王マヌエル1世の命にて、アルハンブラ宮殿の美しさをタイル装飾で再現するゲームです。

プレイヤーマットの壁エリア。美しいタイルで彩られていく。

各プレイヤーには、タイルを配置するためのプレイヤーマットが配られます。

何も配置していないプレイヤーマット。

このプレイヤーマットに、色とりどりのタイルを配置することでゲームが進行していくのです。

どの色を集める?タイルの取得

プレイヤーマット上に配置するタイルは、展示会ボード上に展示されます。

展示会ボード。展示されるタイルは4つずつランダム。

プレイヤーは時計回りに、いずれかの展示会ボードから同じ色のタイルを全て入手します。

このとき、選ばなかった色のタイルは中央に避けておきます。

取らなかったタイルは中央にストックされていく。

自分の手番のときに、中央にタイルがあった場合はそこからも入手することができます。

手番が進むにつれ、展示会ボード上よりも多くタイルを入手することも可能になるということです。

どのラインを埋める?図案ラインへの配置

取得したタイルは、プレイヤーマットの図案ラインに配置します。

壁エリアに配置する前にタイルを置く図案ライン。

このとき、同じラインには同じ色のタイルしか配置できません。

もし、配置できるラインがなかったり、空きマスが足りなかったりなどで配置できなかったタイルは、床ラインに配置されます。

使えなかったタイルを置く床ライン。

床ラインに置くほど減点となるので、タイルは計画的に取得・配置しなければなりません。

図案ラインから壁エリアへスライド

展示会ボードと、その中央からタイルが全て無くなったら、1ラウンド終了です。

ラウンド終了時、マスが全て埋まっている図案ラインがある場合、同じラインの壁エリアにタイルを配置します。

全て埋まっているラインから、右にスライドさせる。

壁エリアにタイルを置くたび、ポイントを獲得できます。

さらに、上下左右に揃えることで追加のポイントを獲得することができます。

上下左右につなげておくことで、より多くのポイントを獲得できる。

横一線揃えればゲーム終了

いずれかのプレイヤーが横一線に揃えた時点でゲーム終了になります。

横一列に、全ての色を揃えるとゲーム終了。

ゲーム終了時点で最もポイントの高いプレイヤーが勝利です!

『アズール』はここがおもしろい!

入念な計画と予測を求められる戦略性

『アズール』のおもしろさは、シンプルながら頭を使う戦略性です。

ゲームに勝利するためには、入念に計画を練って、効率的にタイルを配置していく必要があります。

しかし、取得できるタイルは他のプレイヤーとの相互作用で決まるため、欲しいタイルを集めるには、他プレイヤーがどのようにタイルを取得していくか?を予測しなければなりません。

場合によっては、トップを走るプレイヤーに、いらないタイルを押し付けるようなプレイングも必要になります。

プレイ時間のほとんどはタイルの取得に費やされますが、これが本当に奥深く、悩ましいゲームです。

カラフルで美麗な見た目

ゲームのおもしろさからは外れますが、とにかく美しい見た目もアズールの魅力として欠かせません。

色とりどりの綺麗なタイルは、集めているだけで華やかな楽しみがあります。

戦略性のあるゲーム性だけでなく、綺麗な見た目もボードゲームとして大きな魅力ですね。

『アズール』シリーズの他の作品について

『アズール』は、2017年に発売されてから大ベストセラーとなり、多くの続編が発売されました。

当ブログでも他のシリーズについて紹介しているので、ご興味のある方はそちらもご覧いただけると幸いです!

まとめ

今回は、美しい見た目と高い戦略性が特徴的な『アズール』について紹介しました。

プレイ時間が短いながら、頭を使うゲームなので、ボードゲーム初心者から上級者まで広くオススメできます。

ぜひ皆さんも、華やかに宮殿の壁を彩ってみてはいかがでしょうか。

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