本記事は『アーク・ノヴァ』のルール説明(インスト)する人向けの実際にボードを使って説明する台本になります。
注意
この台本は説明書を持っていることを前提としています。説明書の内容をそのまま参照するところはページを示しています。
このブロックで書かれている文章は、インストをする人向けのコメントです。
盤面のセットアップ
説明書の4~5pをもとに、ゲームボードのセットアップを行ってください。
インストの際は、保全カードを手元に残さないようにお願いしましょう。
基本ルール
ゲームの目的
動物園を作ります。
各プレイヤーには動物園マップが配られています。ここに動物を収容する囲い地や、売店などを建造していきます。
勝利するためには、集客力を表す訴求点と環境保護への貢献を表す保全点を獲得しなければなりません。
プレイの手順
スタートプレイヤーから時計回りにアクションを行います。
アクションは、動物園マップにあるアクションカードスロットから一枚を選択することによって実行します。
上に書いてある数字はアクションのレベルを表します。高いほど効果的なアクションを実行できます。
アクションを実行したら、そのカードを一番左のスロットに挿入します。
アクションの簡単な説明
アクションの説明はカードに書かれていますが、ここで簡単に説明します。
カードアクション
山かディスプレイから新たな動物園カードを獲得します。
建設アクション
動物園マップに、囲い地や売店、展示館などの建造物を配置します。
動物アクション
動物カードをプレイして、空いている囲い地に収容します。
協会アクション
動物学協会に職員を派遣して、大学や動物園と提携したり、保全計画を実行したりします。
後援者アクション
後援者カードをプレイして、利益を獲得します。
Xトークンアクション
他5つのアクションのどれも実行できない、またはしたくない場合に実行します。
Xトークンを1個獲得して、任意のカードを一番左に挿入します。
休憩の簡単な説明
休憩トラック上の休憩トークンが左端に到達したら、休憩フェーズに入ります。
休憩フェーズについては後ほど詳しく説明しますが、手札を上限の3枚までに減らしたり、派遣した職員を呼び戻したり、収入を得たりします。
休憩トークンは、カードやアクションの効果によって前進します。
なお、休憩トークンを左端に到達させたプレイヤーはボーナスを得ることができます。
建設と建造物の簡単な説明
建設アクションでは、動物園マップの空いているマスに建造物を配置します。
このとき、岩場、水場を覆うことはできません。
また、建設アクションを改良していないなら、Ⅱアイコンが描かれているマスも覆うことができません。(改良については後述)
ボーナスアイコンが描かれているマスを覆ったとき、そこに描かれているものを即座に獲得します。
建造物は、それぞれ以下の効果を持ちます。
通常囲い地 | 動物を収容します。大きいマスのものほど、大型の動物を収容できます。 |
特別囲い地 | ふれあい動物園、爬虫類館、大型鳥類館の3つ。一部の動物を収容できます。 |
展示館 | 即座に1訴求点を得ます。 |
売店 | 休憩中に収入を得ます。 |
カードの見方
ここで、説明書11,17pを参考にカードの見方を説明してください。
説明書の通り、インドハゲワシ、ミーアキャットの巣穴を使うと良いと思います。
プレイ開始
とりあえず、1手番ずつターンを回しましょう。
動物アクションは初手で実行できないことに注意してください。
アクション(Ⅰ面)の補足
以下の説明は、対応するアクションを実行するとき、あるいは聞かれたときにすると良いと思います。
アクションカードを見るだけでは分からない内容を解説しています。
カードアクション
休憩トークンを2進めます。
噛みつくは、ディスプレイから1枚のカードを獲得することを表します。
建設アクション
ふれあい動物園はマップに1つしか配置できません。
売店は他の売店から3マス以上離れている必要があります。
売店は周囲にある緑色の囲い地(後述)、特別囲い地、展示館、ユニーク建物1つずつに1金を獲得します。
通常囲い地は、黄色い方を上にして配置します。
動物アクション
通常囲い地に収容する場合は、緑の面を上向きにします。
特別囲い地に収容する場合は、カードに書かれている数のトークンを配置します。
動物カードのプレイによって他のカードの効果が発揮された場合は、プレイしている動物カードの効果を全て適用してから実行します。
完了後と書かれている効果は、動物アクション全体の完了後に適用します。
2枚プレイできる場合は、1枚ずつカードのプレイと関連している効果の適用を行います。
協会アクション
協会アクションを実行するためには、メモパッド上に職員トークンが存在している必要があります。
協会ボードには4つの仕事エリアがあり、実行したいエリアに職員トークンを配置します。
すでに自分の職員トークンが置かれている仕事は、職員トークンをさらに2つ配置しなければなりません。
自分の職員トークンがすでに3つ置かれている仕事は実行できません。
少し長くなりますが、次章の協会の仕事の説明を続けてすると良いと思います。
協会の仕事
評判の上昇
2評判点を得ます。
評判点を得ることで、改良されたアクションによって獲得できるカードの範囲が広がります。
提携動物園の獲得
協会ボードから動物園マップに提携動物園を配置します。ただし、すでに獲得している大陸のものは獲得できません。
カードに描かれている大陸と同じ大陸の動物園と提携している場合、アイコン1つごとにコストを3金を減らします。
提携動物園は休憩フェーズで補充されます。
提携大学の獲得
協会ボードから動物園マップに大学を配置します。ただし、すでに獲得している大学は獲得できません。
提携大学は休憩フェーズで補充されます。
保全計画の支援
すでにある保全計画を1つ支援するか、手札から保全計画カードをプレイして支援します。
保全計画カードをプレイした場合、協会ボードの上側にあるスロットの一番左に挿入します。もしプレイ人数以上のカードが存在する場合は、一番右側のカードを捨て札にします。
支援できない場合は、手札から保全計画カードをプレイすることはできません。
保全計画を支援するためには、カードに書かれた条件を満たした上で、動物園マップの左側にある自分のプレイヤートークンを配置します。
すでにトークンが置かれているアイコンに、さらにトークンを置くことはできません。さらに、同じ保全計画は1度しか支援できません。
動物園マップからプレイヤートークンを取り除いたとき、そこに書かれているボーナスを即座に獲得します。
野生復帰
保全計画の中には野生復帰と書かれているものがあります。
野生復帰させる場合は、保全カードで指定されているプレイ済みの動物カードを捨て札にします。
それから、捨て札にした動物カードに対応している通常囲い地を黄色い面に裏返すか、特殊囲い地からトークンを取り除きます。
さらに、野生復帰させた動物の訴求点分を失います。訴求点トラックを後ろに戻します。
アクションの拡張
Xトークン
説明書8pを参考にXトークンの説明をしてください。
改良
カードの改良効果を獲得した場合、好きなアクションカードをⅡ面に裏返します。
改良が得られるのは以下の4ケースです。
- 必要な保全点に到達
- 必要な評判点に到達
- 2つ目の提携動物園を獲得
- 2つ目の提携大学を獲得
アクションカードは5つなので、全てを改良できないことに注意してください。
ゲームボード上にいくつか存在するⅡのマークは、対応するアクションを改良していないと実行できない・獲得できなことを表します。
アクション(Ⅱ面)の補足
以下の説明は、対応するアクションを実行するとき、あるいは聞かれたときにすると良いと思います。
アクションカードを見るだけでは分からない内容を解説しています。
ディスプレイと評判について
Ⅱ面アクションのいくつかは、ディスプレイを参照します。
噛み付く以外でディスプレイを参照する際は、自分の評判点に対応したカードまでしか参照することができません。
建設アクション
大型鳥類館、爬虫類館を建設できるようになります。
大型鳥類館、爬虫類館を建設した瞬間だけ、すでに通常囲い地にいる動物を移動させることができます。
対応する通常囲い地を黄色側に裏返し、配置した特別囲い地にトークンを配置します。
建設アクションを改良することによって、動物園マップを全て覆うことができるようになります。そうした場合、即座に7訴求点を獲得します。
協会アクション
寄付ができるようになります。寄付は協会の仕事を行った場合に実行できます。
寄付エリアにある最も少額の資金を支払って、プレイヤートークンをその上に配置し、1保全点を獲得します。
保全点ボーナス
保全点が特定の値に到達したとき、保全点トラックにあるボーナスを獲得できます。
最初に誰かが保全点を獲得したとき、説明書18pに書いてある保全点ボーナスの説明をしてください。
休憩
休憩フェーズになった段階で、説明書18~19pに書いてある休憩の処理を適用してください。
ゲームの終了条件、得点計算
最初の休憩フェーズの終わりに、19ページにあるゲームの終了条件・得点計算の説明をしてください。
コメント